北の遥々 (Yonder North)
¥730
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北海道から持ち帰ったフレッシュな松の新芽で鮮やかに香る"北の"ウェストコーストIPA
今日も美味しいビールを"気軽に"楽しめるのも、人の手から手へ、物をスムースに渡してゆく現代の物流技術の上に成り立つ奇跡の産物と言えるでしょう。そんなことに思いを馳せると、今日の一杯が一層味わい深く感じられるはず。
スプルースチップは、ビールに素晴らしいアロマと樹脂のような風味を与えてくれます。ホップを語るときによく使われる「松っぽさ」や「樹脂」といった表現にも通じる風味なので、味わいの組み合わせとしても違和感はありません。スプルースチップ特有のフレッシュさは、他の素材では再現できないほどの大きな特長です。
ただし、そのフレッシュさには条件があります。それは、ホップと違って、スプルースチップは収穫期間が非常に短く、保存もききません。なので、鮮度が落ちる前に急いで使う必要があるのです。
残念なことに、京都周辺に自生しているトウヒの多くは、有毒成分を含んでおりビールには使用できないことが分かりました。そこで、私たちは多くのトウヒが自生する北海道まで実際に醸造スタッフを派遣し、スプルースチップを現地で収穫。そして、そのまま持ち帰り、翌日にはそのチップを使って急いで仕込みを行いました。
仕込み当日には、素晴らしい松の香りが空間を満たし、ある醸造メンバーが「クリスマスの香りがする」と言ったほどでした。
このスプルースの魅力を引き立てるため、ベースにはゴールデンプロミス、ウィート、ウィーンモルトを使い、クリーンで雑味のないモルトの土台を用意しました。そこに、松のようなキャラクターを持つアメリカ産のクラシックホップ(センテニアル、カスケード、シムコー、アマリロ、アイダホ7)を組み合わせて使いました。
このビールは、まさに「北の大地の味」と「一瞬しかないこの季節の香り」を閉じ込めたような一杯で、今では緑が青々と茂る北に想いを馳せながら、ビールという形でお楽しみください。