黎明 (New Dawn) - プレビュー

新しい時代の足音がする。
KBCにとって、新しい動きや挑戦が多くなる2021年。
それはまさに新時代の始まり。
これからに向けて、まずはこのビールでカンパイ！
飲みやすさ抜群のベルジャンペールエールとの出会いを、是非お楽しみください。

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2020年がついに過ぎ去り、2021年はまちがいなく私たちみんなに色々な困難が待ちかまえているのに、京都醸造という物語の新たな一章のページをめくるような気持ちを抑えられません。新型コロナウイルスの世界的な流行にも同じことが言えればいいのですが、少なくとも2021年は大きな変化と新しい挑戦の年だと考えています。

年末の投稿でもふれましたが、この挑戦は定番を含むビールのラインナップにも影響があります。定番3種類のレシピをブラッシュアップすることに加え、京都醸造がこの業界で知られるようになったゆえん、ベルジャン酵母と新しいホップや醸造技術と組み合わせること、によりフォーカスすることにしました。このビールはこれを反映した2021年になって初のリリースで、原点回帰しつつも、さらに新しい道へと踏み出します。

私たちはお気に入りのスタイル、ペールエールを通してこの理想を表現すべく、今回のリリースに至りました。このスタイルは、それぞれの原材料が他と確実にバランスを取りながらも、複数の原材料が主役になる数少ないものです。ホップと麦芽のバランスを綱渡りするのは簡単なことではありませんが、うまくいけば、ブルワーもお客様もきっと家の冷蔵庫にストックしたくなるでしょう。この絶妙なバランスを崩さずに、ベルギー酵母の複雑さという微妙な味わいの層を加えることはさらに挑戦しがいがあり、この重要な節目でこのビールを造ることに私たちを駆り立てました。

このベルジャンペールエールはアメリカのクラフトビール革命の引き金となったシェラネバダペールエールのようなビールにしっかりと根ざしています。麦芽はゴールデンプロミスをベースに、少量のミュニックとライトクリスタルモルトをブレンドすることで、フレーバーとボディのバランスが見事にととのいました。ハウス酵母のベルジャン酵母は麦芽の甘い特徴を引き立てる一方で、クラシックなCascadeとCentennialホップを支えるフルーティーなベースを提供します。その結果、私たちの大好きな要素のつまったビールができました。ドライで飲みやすく、酵母とホップ、麦芽のすべてが感じられながら、どれも主張し過ぎることなくバランスが取れています。それでは、新しい年と2021年の新たな一歩に乾杯！