All Together世界中のコラボ - パート3

これは間違いなく、これまでリリースしたビールの中で最もユニークなものの一つです。それは、ビアスタイル、使用したホップや採用した技術というより、ビールが生まれた背景、そしてそれがどんなことの一部なのかに由来します。

以前のブログで述べたように、私たちはAll Togetherプロジェクトに参加していることを誇りに思ってます。ニューヨークのOther Half Brewingが始めたこのプロジェクトは、世界中の醸造所が一致団結し、サービス業界を支援するというものです。各醸造所は同じレシピでビールを造りますが、手元にある原材料やブルワーの好みによって若干の変更を加えます。収益の一部は、長年にわたるサービス業界の存在がこれまでになく深刻に脅かされている間、彼らを支援する組織に寄付します。

京都醸造では、政府の要請を受ける前から自主的に休業を決めた京都の飲食店を支援するクラウドファンディング、「京都セルフロックダウン」 に寄付しています。直接寄付することで、支援を必要としている方々に、できるだけ早く効果的に支援が届くことを願っています。

ビールについてはできるだけコラボのレシピに忠実に仕込みましたが、ホップについては若干の変更を加え、ウエストコーストスタイルでもニューイングランドスタイルでもなく、その間を目指しました。結果は間違いなく、これまで私たちのタンクから生まれたビールの中で最もホッピーで、普段とはどこか違うフレーバーの特徴があるものになりました。みなさんがこのユニークなビールを楽しみ、参加している他の日本の醸造所のビールも試してくださいますように!