親友との絆 (Bonds of Friendship)
このビールが私たちにとって多くの点で特別なのは、ブレタノマイセスを並行発酵に使った初めてのビールだからというだけではありません。これは長きにわたる友人、ルーク“ビム”ラフォンテーヌとの友情の長い旅路を集大成にした飲み物なのです。
京都醸造が立ち上がったころ、ルークは現場のアドバイザーとして、最初の数仕込みを快く指導してくれました。彼がいる間に、私たちは彼の指導のもと3つのビールをつくり、出発に際して約束をしました。次に一緒にビールを造る時は、ゴッドスピード主導でコラボしようと。
彼が最初の仕込みを指導してくれてから5年近くが経ち、この特別なコラボビールの発売を発表することに、謙虚さと舞い上がるような気持ちを感じています。ともに夢を実現させるために懸命に努力しました。これは友情と幸福の、そして試行と試練の長い旅路の集大成です。それはまた、私たちの友情を結びつける絆の一つ、ベルギービールへの愛も体現しています。
このような重大な出来事を記念して、私たちはベルギービールの中でも最高峰の情報源から着想を得ました。オルヴァルです。
ビールについてご存じの方は(知らない人でさえ)、この原型となったビールになじみがあるでしょう。ベルギーのトラピスト会修道院の僧侶によって作られるこのビールは、トラピストビールとして他に類のないブレタノマイセスを使用したもので、独特のドライで複雑な香りと風味があります。もちろんこの醸造にはハウス酵母を使用しましたが、Brettanomyces BruxellensisやStyrian Goldingsホップの選択は、オルヴァルに習いました。
その結果、Stylian Goldings Bobekホップのスパイシーな土っぽさに加え、ハウス酵母のアプリコットやフルーツ感も背後に感じられる、ゴールデンブロンドのベルジャンエールが出来上がりました。これらすべてをブレタノマイセスのユニークな特徴が一つにしています。それは皮のように強い時もあれば、干し草のように繊細な時もあり、この「野生」酵母による並行発酵は、ビールをこれまでに類のないようなものにしています。みなさんがこのユニークな醸造体験したときに、ほんの少しでも私たちが注いだ友情や愛を感じ取ってくれますように。
名前の由来: 最高の友達と最高のビールを作る。このコラボレーションについての何ヶ月にもわたるやり取りは、(文字通り)こんな会話から始まりました。友情の絆以上に、コラボする理由があるでしょうか?
- スタイル:
- ベルジャン・ゴールデン・エール(ブレタノマイセス入り)
- モルト:
- Pilsner, Munich, Carapils
- ホップ:
- ビタリング - Merkur
- 味・アロマ - Styrian Goldings Bobek, Czech Saaz
- 酵母:
- Belgian Ale, Brettanomyces Bruxellensis
- ABV:
- 6.0%
- IBU:
- 32
- ガスボリューム (炭酸ガス含有量):
- 2.2