新年のごあいさつと2024年の京都醸造について

新年のごあいさつと2024年の京都醸造について

あけましておめでとうございます。京都醸造の共同創業者、ポールです。 昨年は、もうひとりの創業者、ベンからのメッセージで締めくくられました。そこでも語られていたように、昨年は京都醸造にとってさまざまな大きな出来事があった一年でした。年が変わり、現在の状況と前を向き変化の波をうまくこなしていく京...

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大きな変化を迎えた2023年を振り返り

大きな変化を迎えた2023年を振り返り

私たちが最後にその年を振り返った文章の投稿を行ったのは2019年のことでした。思い返せば、その当時、私たちはより前向きに計画を立て、実行することで組織として成熟することをひたむきに目指していたように記憶しています。そして、その数か月後、コロナウィルスが襲来し、すべてが一変しました。当時の...

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エシカルな取り組みに誠実であることの難しさ
エシカルな取り組み

エシカルな取り組みに誠実であることの難しさ

今年2023年も、京都醸造には様々な出来事があった。その一つが、私たちがビールを造るうえで大切にしている”Ethical”な取り組みである麦芽カスの処理についての困難を一つ乗り越えたことだ。世界中にある醸造所が一度は考えるであろうこの問題に、私たちはどのように対処することにしたか、またその先に...

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京都醸造を退職するクリスからのごあいさつ

京都醸造を退職するクリスからのごあいさつ

約半年前の5月にこのブログで、私クリスが2023年をもって、京都醸造を去る決意をしたことをお伝えしました。そして、まだ信じがたいことですが、先日12月15日が私の京都醸造での勤務、最終日でした。 過去8年以上、京都醸造でビール造りに携わってきた中で、誇りに思うことはたくさんあり、会社に注ぎ込ん...

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ひきつづき醸造責任者探しを再開

ひきつづき醸造責任者探しを再開

以前お知らせしたように、京都醸造の共同創業者でありビール造りを全力で引っ張ってきたクリス・へインジが今年いっぱいでこの会社を離れることになりました。 そのお知らせをした直後から、私たちは新しく京都醸造の醸造を任せられるヘッドブルワーを探し始めました。 実を言うと、この夏に応募してきたひとりの有...

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ある均衡のとれた世界への回帰
ご地愛シリーズ

ある均衡のとれた世界への回帰

数か月前、おひがしさん門前未来プロジェクトを周知・支援するために造られたご地愛シリーズの「陽が知る」について少し共有しました。 このプロジェクトは、京都駅の北に位置する東本願寺前エリアの再開発に焦点を当て、かつて舗装道路だった場所を市民のためのコミュニティスペース「市民緑地」として整備し、生ま...

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私たちの愛する’京都’に捧げるビール

私たちの愛する’京都’に捧げるビール

私たちが最も頻繁に聞かれる質問の 1 つは、「なぜ京都で醸造所を立ち上げようと思ったのか」ということです。今では京都醸造で働く人の中にもこの街の出身者がいますが、最初はそうではありませんでした。ご存じの通り、京都醸造の創業者は同じ国の出身ですらありませんでした。   では、なぜ京都なのでし...

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構想からの計画、そして実現への確実な歩

構想からの計画、そして実現への確実な歩

これは全4回のブログ投稿の最後の回で、これまで「国内のクラフトビール業界の課題」、「小さな醸造所が成長するために何が起こる必要があると私たちが信じているのか」、そして「私たち自身がより大きな一歩を築くために何を計画しているのか」を皆さんにお伝えしてきました。第4回目は、「構想から計画、そして実...

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”新たな探究の旅へ”という次章
KBC2.0

”新たな探究の旅へ”という次章

この数週間の間に、2つのブログ記事にて国内のクラフトビール業界への私たちの見解とその先に対して私たちが打ち出す方法についての投稿をしました。(前回ブログ:第一回「国内のクラフトビール業界が抱えるジレンマ」、第二回「クラフトビールが生き残るためのひとつの風穴」) 前回までの振り返りにもなりますが...

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醸造責任者クリスからの重要なお知らせ

醸造責任者クリスからの重要なお知らせ

とても残念なお知らせですが、創業者の一人であり醸造責任者のクリス・ヘインジが、2023年末をもって京都醸造を退職することになりました。 実際に彼が醸造所を後にするのはもう少し先のことですが、現在募集中の新しい醸造責任者に応募しようかと検討されている方には、このことをあらかじめ知っておくことでよ...

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クラフトビールが生き残るためのひとつの風穴

クラフトビールが生き残るためのひとつの風穴

前回は、国内のクラフトビールが直面しているジレンマ、そしてその現状に対して私たちが何をしようとしているかについての一連のブログの最初の記事を書きました。(前回記事はこちら) 前回からのおさらいを兼ねて業界が直面している課題についてもう少し掘り下げたいと思います。まずは、「クラフトビール」の定義...

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国内のクラフトビール業界が抱えるジレンマ

国内のクラフトビール業界が抱えるジレンマ

私たち京都醸造がビール造りを始めた2015年頃、世界中のクラフトビール業界はこぞって右肩上がりで、この先も明るい展望しか待っていないような雰囲気に包まれていました。アメリカ国内で生産されるビールの総量の20%がクラフトビールが占めるようになり、欧州やアジア諸国でも同様にその認知度と支持層を広め...

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技能とエシカルを体現する存在「グラウラー」
エシカルな取り組み

技能とエシカルを体現する存在「グラウラー」

私たちが醸造所を始めたときは、まだ”グラウラー(ビールの通い容器)”のことを知る人はそんなに多くなかったし、手に入れる方法もすごく限られていたように思います。街で取り扱うところも両手で数えるくらいで、大々的に取り扱う場所も一つか二つあるだけでした。 2015年に営業を始めた京都...

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