KBC10周年祭”なみなみと”

 2025年、京都醸造は創業から10周年を迎えました。 これまでビール造りを続けてこれたのも、普段から厚く支えてきてくださった皆さまがあってこそです。心からお礼を申し上げます。

創業して初めて造った記念すべき第一号ビール「はじめまして」がリリースされた日(5月10日)と同じ日に、皆さまへの感謝と、この節目を祝うためのクラフトビールのイベント「なみなみと」を開催します。

私たちからの並々ならない"ありがとう!"の感謝の気持ちを、なみなみと注がれたビールで表し、初夏の空の下で美味しいビールを心ゆくまで楽しむ最高の一日を過ごしてもらいたいと思っています。

京都醸造のほか国内20の醸造所仲間たちがブース出展し、普段なかなか一堂に会することのない、錚々(そうそう)たるブルワリーが揃い、この日を盛り上げます。

さぁ、一緒に楽しみましょう!

 

 

 

インフォメーション

日程:2025年5月10日(土)
開催時間:12:00-18:00
場所:東本願寺前市民緑地"お東さん広場"【MAP】
入場料:無料※飲食代別
参加ブルワリー:京都醸造を含む全21ブルワリー
フード提供:8社

 

ビールチケット

-前売り券 3,800円-

ビール5杯分のチケットと、今回のイベントでご利用いただくオリジナルカップの引き換え券が付いたお得なチケットです。
こちらからご購入ください

また、KBCタップルームや一部の出店ブルワリーと京都市内ビアバーでも販売予定です。

 

-当日券-

会場のチケットブースにて販売します。

・1枚=ビール1杯 800円
・5枚セット 3,800円
・5枚+オリジナルカップ  4,000円
・オリジナルカップのみ 300円

※現金・クレジットカード・PayPayで支払い可
※各ビールブースでは、PayPayでの支払いのみ可能です

ビールは、オリジナルカップに注いで提供します。

 


参加ブルワリー

・DD4D BREWING(松山)


1998年、セレクトショップとして松山市に誕生したDD4D。2019年には、松山市にクラフトビールの醸造所が完成。醸造長のマイクは、その豊富な経験を活かし、地元愛媛の食材を活かしたビール造りを行っている。幅広い種類のビールを醸造しているが、おそらくフルーツビールで最もよく知られている。

japandemic.co.jp/

 

・West Coast Brewing(静岡)


同じく2019年にスタートしたのが静岡県にあるWest Coast Brewing。日本における”ホッピーなビール”の最前線に瞬く間に躍り出た。彼らほど突発的なインパクトを持つブルワリーは日本にはほとんどない。 魅力的なセンスを持つオーナーのデレックはWCBの人気バーをいくつも立ち上げ、2022年にはホテルもオープンさせた。

www.westcoastbrewing.jp

 

・Godspeed Brewery(カナダ)


トロントを拠点とするGodspeed。オーナーのルークは、KBC立ち上げ時からよく知る人物で、最初の醸造では、知識を共有し、また実際に手を貸してくれた。ルークはこれまで本当にあらゆるスタイルの美味しいビールを造ってきたが、今では本拠地カナダで最高のチェコビールの造り手としてよく知られている。

godspeedbrewery.com

 

・KOBO Brewery(富山)


国内で伝統的なチェコスタイルの醸造を行うブルワリー。チェコ・プラハ出身のブルワー、コチャスは、素晴らしい醸造家であるだけでなく、私たちが知る限り最高の人物の一人であり、KBCの素晴らしい友人でもある。

kobobrewery.jp

 

・Y.Market Brewing(愛知)


私たちよりも1年先輩であるYマーケットは、日本で最も尊敬されているブルワリーのひとつ。ブリュワーの加地さんが設計する、素晴らしいラガー、素晴らしいIPA、高ABVのビールはもちろん、そのすべてを定期的に製造することができること点も揺るぎない魅力。 また、加地さんは私たちが長年にわたって誰よりもコラボしてきた醸造家でもある!

craftbeer.nagoya

 

・麦雑穀工房(埼玉)


澄みきったクリーンなビールから、ミックスカルチャービールまで幅広く手掛ける麦雑穀工房ですが、彼らの真骨頂は何といっても、木樽やフーダー(木製の発酵槽)の活用にあります。小規模ながら、彼らほど本格的な木樽熟成ビールやファームハウススタイルのビールを造る醸造所は国内随一といっても過言ではないはず。今回のイベントに参加してもらえることをとても光栄に思っています。きっと特別なビールを楽しませてくれることでしょう!

craft-beer.net

 

・Two Rabbits Brewing(滋賀)


琵琶湖の東の湖畔にある歴史的な街、近江八幡にあるブルワリー、Two Rabbits(二兎醸造)。創業から瞬く間に国内のクラフトビールシーンで存在感を示し、多彩なスタイルのビールを次々とリリースしています。特にオーストラリアで人気のあるスタイルや原料へのこだわりが強く、ホッピーなビールやフルーツサワーだけでなく、モルティーなビールも評価が高い。

tworabbitsbrewing.com

 

・Totopia Brewery(愛知)


名古屋のビアバー「Brick Lane」から始まり、ついにそのビール愛を自らのブルワリー立ち上げという形で昇華させた森田夫妻。そして、そのヘッドブルワーには才能溢れるユージンを迎え、いまや国内でも人気急上昇中の「サワーIPA」スタイルのパイオニア的存在に。トートピアの存在なしでは、このスタイルにここまで注目が広がることはなかったでしょう。

totopia.official.ec

 

・奈良醸造(奈良)


創業者の浪岡さんは、かつて京都醸造で活躍していたブルワー。そういうこともあり、浪岡さんの奈良醸造がここまで成功するのは最初からわかっていました(笑)。彼はベルジャン酵母の使い手としても知られ、ホッピーなビールからハイアルコールビールまで、幅広いスタイルを得意としています。さらに、ビールの副原料の使い方にも定評があり、面白いビールを続々と誕生させています。これからも益々魅力的に進化し続けていくブルワリー。

narabrewing.com

 

・箕面ビール(大阪)


もう説明不要ですね。大下香緒里さん率いる関西のクラフトビールを代表する醸造所。私たちが普段からお世話になっている醸造所の中でも、箕面ビールには特別な思いがあり、今までも、これからも追いかけ続けたい存在です。彼らは日本のビール界のレジェンドであり、ヴァイツェンや多くの人の心を鷲づかみにする桃ヴァイツェン、クラシックIPAなど彼らが造るビールは名作揃い。ですが、日本で最も有名なスタウトといえば、やはり「箕面のスタウト」なのではないでしょうか。

minoh-beer.jp

 

・家守堂(京都)


京都伏見にある家守堂は、私たちの醸造設備を設計・施工したLaff Internationalによって起ち上げられたブルワリー。伏見は日本酒の製造でよく知られる歴史ある地域で、この家守堂もかつてお茶屋さんだった建物を改装したものです。そこでは、歴史を継承する形で現在でもビールに並んでお茶が販売されており、伏見の風景にうまく溶け込む醸造所です。元はKBC、さらにその前はヤッホーブルーイングでビール製造に携わっていた弘子さんがヘッドブルワーをしていて、小規模ながら幅広いスタイルの高品質なビールを生み出しています。伝統と革新を感じさせる場所で造られる家守堂のビールはとても魅力的です。

yamorido.jp

 

・APE BREWING(大阪)


大阪にあるビアバー、Yellow Apeのオーナーであり、京都醸造を創業当初から支えてくれている加藤さんが運営するブルワリー、Ape Brewing。このブリューパブで醸造を担当するのは京都醸造の元メンバー、松本勇士さん(私たちは"まっちゃん"と呼ぶ)で、彼は私たちの元に来る前は箕面ビールで醸造家としてのキャリアを築きました。ご自身のお気に入りでもあるイギリスのビアスタイルを得意とし、ビターを造らせたら国内でもトップクラスだと私たちは思っています(もちろん他のスタイルも素晴らしいものばかり)。いまやApe Brewingは、大阪のクラフトビールシーンにおいては重要な存在となっています。

Ape Brewing (Instagram)

 

・Flora Fermentation(滋賀)


昨年滋賀の近江八幡に誕生したFlora Fermentationもまた、京都醸造の元メンバーのカイと彼の友達たちによって設立されました。カナダ出身のカイは、伝統的なビールスタイルを好み、かつてはカナダ西海岸にあるSteel & Oakで醸造の腕を磨きました。このブルワリーは高品質なラガーを造ることで知られていますが、ホッピーなビールを造らせてもその腕はなかなか大したものです。カイが京都醸造にいた頃は、なかなかニッチなドイツスタイルのビールを私たちに持ち込んでくれたし、そんな彼が率いるFlora Fermentationが今後どのような醸造所になっていくのか、とても楽しみです。

florafermentation.blog

 

・Be Easy Brewing(青森)


京都醸造の創業者がかつて住んでいた青森で、ある一人の外国人がクラフトビールのブルワリーを始めると聞いたとき、私たちは正直「正気か?」と思いました。なぜなら当時の青森で"ビール"といえば、大手のビール、ほぼ一択だったからです。しかし、そのBe Easyの創業者、ギャレスは、”良い意味で”少しぶっ飛んでいました!その後、東北の固定観念に立ち向かった彼は、ビール造りの腕前と朗らかな人柄で大きな成功を収め、青森県内ではちょっとした有名人になっています。

beeasybrewing.com

 

・KYOTO NUDE BREWERY(京都)


京都は京都でも、高尾のさらに奥にある大自然に囲まれた京北でビール造りをするNude Breweryは、京都市内でビアバー「Takumiya」、「高野屋」「Crafthouse Kyoto」を運営するカケザンが立ち上げたブルワリーで、そこで醸造を担当するのは、京都醸造の初期メンバーの一人で、醸造に携わってきた上甲博之さん(愛称"JK")。まだ創業して数年足らずですが、すでに幅広くその名をとどろかせ、ダーク系ビールからホッピーなビール、ベルギースタイルからアメリカンスタイルまで、非常に幅広いスタイルのビールを手掛けています。そんな彼らと京都のクラフトビールシーンを共に盛り上げていけることを、とても嬉しく思っています。

kyotonudebrewery.myshopify.com

・VERTERE (東京)


初めてVertereの缶を目にしたとき、その洗練されたデザインにくぎ付けになったことを覚えています。日本ではまだあまり使われていない500mlで、背が高いからだけでなく、その一貫したデザインで目を引いていました。(しかも全て自分たちで手掛けていると後で知ったときはとても驚きました。)Vertereの素晴らしさは、もちろんデザインだけではなく、クラフトビールを造るうえでのさまざまな要素において洗練されています。彼らの造るビールもまた、モダンなビアスタイルの最前線を走り続けています。Vertereといえばホッピーなビールをイメージしがちですが、酵母が主役のビールも素晴らしく、今回一緒にコラボできたことを大変嬉しく思います。

verterebrew.com

 

・Kyoto Beer Lab (京都)


京都の高瀬川沿いにある京都ビアラボ(KBL)の最初の店舗は、その素敵な景色と立地から、京都を訪れるクラフトビールファンたちには欠かせない存在です。2店舗目のKBL The Garageは京都市場の近くにあり、こちらも盛り上がりを見せています。創設者でありブルワーのトムと、KBLの情熱的な醸造チームが造り出す創造的なビールはいつも魅力的。何より、彼らほどの規模のブリワリーで、あの種類の多さとその出来の良さを両立できるブリュワリーはそう多くはないだろう。

kyotobeerlab.stores.jp

 

・Black Tide Brewing (宮城)


Black Tideはコロナ禍の1年前、2019年に宮城県の気仙沼の内湾エリアにオープンしました。ちょうどその頃彼らと話す機会があり、その計画を聞いたときに、彼らが日本のクラフトビール業界ですぐに名を馳せることになるに違いない!と思っていました。ヘッドブリュワーのJamesは、科学に対する深い知識と醸造への愛情を持って、醸造を行っています。Black Tideもまた、ホップの効いたハイクオリティなビールが有名なブルワリーですが、ラガーやヴァイツェンといった酵母がカギとなるスタイルも、クラフトビールファンからの高い評価を受けている。

blacktidebrewing.com

 

・Sakamichi Brewing (東京)


熱心な2人のサイクリスト、マシューとダニエルが始めた坂道ブルイング(ブルワリー名の由来にもなっている!)は、東京都立川に拠点を置く醸造所。彼らは、バランスの飲みよい取れたビールを造ることに重きをおいており、ビアファンからも有名である。昨年オープンした2店舗目には、その一貫したクオリティを求めて、東京の人々だけでなく、遠方から訪れる人々も多い。

sakamichibrewing.com

 

・YATSUGATAKE  BREWERY(山梨)


日本のクラフトビール界の著名人のうちの一人、宮下天通さん。通称”てんつうさん”。そのカリスマ性とド派手なファッションセンスで、ビアフェス会場でも大人気の天通さんは、国内最高級のドイツスタイルのビール造りに人生を捧げてきました。彼の造るラガーやヴァイツェンが世界トップクラスであることは周知の事実ですが、他にもニューイングランドIPAにインスパイアされたホッピーなヴァイツェンという新しいスタイル広めている。

yatsugatakebrewery.com

 

会場について

京都の玄関口、京都駅の北側にある東本願寺の門前に広がる大きな緑地スペースにて5月10日の周年祭イベントを開催します。

ここを会場として選んだ理由はいくつかあります。まず一つは、アクセスが良さと、ある程度の規模のイベントでも十分なスペースを確保できる収容能力にあります。たくさんの方が来訪したとしても混雑しすぎず、快適に楽しめる場所であることを重視しました。

しかし、それ以上に大きな理由は、私たちとこの場所とのつながりです。以前、東本願寺の門前エリアを市民緑地に改修・活性化するプロジェクトの一環として、私たちは特別な記念ビール「陽が知る」を造る機会をいただきました。今回、そうしたご縁もあり、この歴史ある場所でビールイベントを開催できることになりました。このような特別な場所でのビールイベントは、他に類をみない貴重なものになることでしょう。

この市民緑地「お東さん広場」のコンセプトは、地域コミュニティにとって価値のある場所となること、そしてイベントを開催することで人々が集まり、地元の方々と遠方から訪れる方たちの交流を生む場を作ることでした。ならば、そのコンセプトを体現するようなイベントを自分たちもやってみよう、というのが原動力となり、この場所でのイベント開催実現に至りました。

お東さん広場は約9,800㎡の広さを誇り、中心には大きな噴水があり、その周囲に広がる広々としたオープンスペースが特徴です。そして、横には烏丸通りという大きな道が南北に走っているのですが、スペースを囲むように2つの大きな森林エリアの芝生が広がっていることから、街の中にいながらも、ゆったりと落ち着いた気分にしてくれるのも魅力のひとつ。木陰でゆったり腰を下ろし、ビールを楽しむには最高のロケーションですし、友人同士や家族連れの方にも楽しんでもらえるイベントにしたいという私たちの想いにもぴったりの環境です。わいわいと活気のあるイベントでありながらも、混雑しすぎず、リラックスしながら楽しめるひとときになることを目指しています。

また、当日はビールだけでなく、食べ物の選択肢も豊富に用意する予定です。普段、金曜や週末に営業している私たちのブルワリー併設のタップルームでおなじみのキッチンカーが多数出店予定です。ビールブースもたくさんあり、訪れた皆さんが存分に楽しめるように準備を進めています。さらに、日差しや雨を避けられる大型テントも設置する予定なので、暑さや突然の雨があっても、安心して過ごせるイベントになることでしょう。

心地よい初夏の青空の下で、のんびりとビールを楽しむ、そんな幸せな時間を過ごせる京都醸造の周年祭。ぜひご期待ください!

 

 

 

その他

-当イベントは雨天決行、荒天中止です。
-20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
-飲酒運転(車及び自転車)は法律で禁止されています。会場へは公共交通機関をご利用ください。

その他のイベント出店情報