熱帯派波の嵐 (Tropical Wave)
30バレル(約3500L)の発酵タンク2基を去年末に導入したものの、これまで使ってきませんでしたが、いよいよ稼働するときが来ました!タンクに始めて入ったビールの名前は「熱帯波の嵐」です。
今回は始めてのタンクということもあり、シンプルなアメリカンIPAを仕込むことにしました。アメリカンIPAいえば柑橘系ホップをまずは思い出しますが、トロピカルなホップをたくさん使ってみることにしました。イギリス産のマリスオッター麦芽と、ドイツ産のミューニック麦芽をベースモルトの一部に使うことで、モルト由来の風味がいつもの京都醸造のペールエールやIPAよりもやや強く感じていただける仕上がりになっています。その結果、アルコール度数が7.0%もあるのに、それを感じさせないキケンなIPAが出来上がりました。
名前の由来について:節の移り変わりはとても早く、秋から冬へとその気配が感じられるようになると、暖かかい季節が恋しくなってきます。『熱帯波の嵐』はビーチパラダイスにいるかのように、ジューシーなホップ感が口の中に広がってくるビールになっています。気がついたときには危険なほどのジューシーさの嵐に巻き込まれていた、なんてことのないように、ご注意を!
スタイル: アメリカIPA
- モルト:
- Pilsner, Maris Otter, Munich
- ホップ:
- ビタリング -?Warrior
- 味・アロマ -?Gargoyle, Citra, Centennial Type, Amarillo, Galaxy
酵母: Northwest Ale
ABV: 7.0%
IBU: 45
ガスボリューム (炭酸ガス含有量): 2.4