小麦畑でつかまえて (Catcher in the Wheat)

今回使ったホップはHBC 344とHBC 366(Equinoxとして知られています)。どちらも最近市場にリリースされたばかりで、詳しいデータや、アロマ、フレバーに関する詳細な情報が存在しないことから、両方のホップを同量ずつ使ってみることにしました。今回の仕込みから解かったことは、HBC344はパパイヤやマンゴーといったトロピカルフルーツの強い香りをもたらせるのに対して、Equinoxは比較的柑橘系やトロピカルフルーツの甘いフレバーを醸し出すことがわかりました。この組み合わせ、ちょうどこの季節にピッタリのゴクゴクと飲める『小麦畑でつかまえて』という名前の小麦ビールに柑橘系の香りを添えています。

名前の由来について:小麦を使ったこのビールの名前は、みなさんご存知、サリンジャーの 『ライ麦畑で捕まえて』にあやかっています。 ライ麦を25%も使ったビールを仕込んだら仕込みの設備が大変なことになる(ライ麦は使いにくい!!)のですが、小麦麦芽を使った今回はそういうトラブルに見舞われることもなく、無事に仕込みができました。

スタイル: アメリカンウィートエール

モルト:
Pilsner, Wheat, Carapils

ホップ:
ビタリング -?Columbus
味・アロマ -?HBC344, Equinox

酵母: US-05 American Ale

ABV: 4.7%

IBU: 28

ガスボリューム (炭酸ガス含有量): 2.4