”気まぐれ”シリーズと同じようにこの”春夏秋冬”シリーズもまた季節や年ごとに同じレシピで仕込むことなく毎回変化を加えています。2018年も残すところあとわずかとなり世界各国同様にここ日本においてもクリスマスや新年を祝う準備が本格化しておりますが、今回のビールはまさにそんな季節にぴったりなものに仕上がりました。年末年始などこの先数か月はお祝い事が次々とやってくるため、家族友人と過ごす時間も増えることでしょう。そういった機会をいつもとはちょっと違う何か特別なものとともに祝いたいと思うことはないでしょうか。こうした思いに対して今回私たちが用意した応えは味わい豊かで高アルコール度数のセゾンであり、この季節に人々に広く親しまれるシャンパンやスパークリングワインのような存在となりうるのではないでしょうか。
アルコール度数7.5%と言うとこのシリーズで過去にリリースしてきたビールと比べるとだいぶ高いものの、KBCのハウス酵母であるベルジャンエールとベルセゾン酵母のブレンドが生み出すドライでキレのある、それでいてフルーティーな発酵由来の特徴が存分に楽しめる仕上がりとなっています。また、TriskelとLoralホップがスパイスやハーブといった一昔前のニュアンスと新時代を形容する柑橘系の特徴を同時に漂わせ、酵母の味わいとの相乗効果を生んでいます。友だちとの乾杯の席や新年を迎える祝いの席、はたまた一人の一時、ぜひ春夏秋冬(冬)とともにこれからの祝いの季節をお楽しみください!
スタイル: ストロング・セゾン
酵母: Belle Saison/Belgian Ale Blend
ABV: 7.5%
IBU: 27
ガスボリューム (炭酸ガス含有量): 2.5
一店舗に樽を1本まで 今回のビールは長い時間をかけてリリースを迎えました。そして、長野県の野沢温泉にあるAnglo Japan Brewingとコラボして「夜雀」を造った際に考えていたコンセプトの一部となります。覚えてられるかもしれませんが、日本の妖怪の一つである夜雀は、旅人が夜の山道に差し掛かったとき、送り犬からの攻撃などの切迫した危険について旅人たちに知らせてくれるとされています。オオカミのような生き物とされるこの伝説の獣は、暗い森の中を進んできた疲れた旅人たちが休憩しようと立ち止まると、たちまち襲いかかってくるのです。この伝説にふさわしく、「送り犬」は「夜雀」からインスピレーションを得て造ったのですが、このビールを実際に恐ろしいものにしようと、ボディとフレーバーを少し増してみました。大量に使用したモルトにより、甘美な印象としっかりとした口あたりが感じられる一方、私たちのハウス酵母であるベルジャン酵母によってアプリコットや熟した果実のような飲みやすさが生まれています。きっと、夜な夜なちびちびやるにはうってつけでしょう。 元々のコンセプトの一つではありましたが、「送り犬」の一部はウイスキー樽で熟成し、2020年になってからリリースします。「夜雀」が「送り犬」の出現を知らせてくれています。くれぐれもご注意を。 名前の由来: 「送り犬」は山や林道にあらわれる妖怪です。ほかの動物が近づかないほど狂暴なオオカミのようなこの獣は、夜道を急ぐひとをひっそりと追いかけ、彼らがつまづく瞬間に襲いかかろうとしているので注意が必要です。これは今夜の帰り道の警告と考えてください。楽しく飲んだ帰り道に、この飲みやすいけどなかなか強い度数の獣がひそんでいることを忘れないでください。いつもどおりに家に向かって歩いているかもしれませんが、いつもより足取りがおぼつかないことに気づくかもしれません… スタイル: ベルジャン・バーレー・ワイン モルト: Pilsner, Golden Promise, Vienna, Munich, Flaked Wheat ホップ: ビタリング - Merkur 味・アロマ - Aramis 酵母:...
translation missing: ja.collections.general.view_product_details_htmlKBCでのビール造りはいつも喜びに満ち溢れたものですが、今回のビールは、間違いなく私たちが毎年最も楽しみにしているビールの一つであり、普段以上の時間と努力、注意を払う必要があるため、生産カレンダー上では特別な存在となっているのです。それはなぜかというと、ここ京都で栽培されたフレッシュホップを使っているからです!ビール造りに使われる原材料の大部分は海外から輸入されることが多いですが、国内産の原材料を広めようとしている組織の一つに京都与謝野ホップ生産者組合があります。偶然にも組合とKBCはほぼ同時期に活動を開始しており、私たちはすぐに組合の代表者と知り合い、彼らの最初の収穫にも立ち会いました。彼らのホップの品質は毎年向上してきており、嬉しいことに今年の収穫では10キロのCascade とColumbusを持って帰ることができました。そして、過去数年間と同様、フレッシュな生ホップのユニークな香りが際立つようレシピ設計を行いました。その香りが上手く表現できるように、ピルスナー麦芽と小麦麦芽というなるべくシンプルな麦芽をベースにして、KBCとしては初めて、ドイツの繊細なケルシュビールによく使われる酵母を選んでみることにしました。この酵母によりビールにキレと飲みやすさが生まれ、わずかにフルーティな印象も感じられます。つまりそれは、今回のねらいにぴったりだったのです。さらに、ホップの良さを一層引き出すため、繊細なアロマオイルが蒸発してしまわないように通常よりやや低めの温度でホップを使用するという新しいテクニックにも挑戦しました。その結果、今回のビールは与謝野フレッシュホップビールの中でも、最もお気に入りの一つとも言える仕上がりとなりました。京都府北部のホップ畑を散歩しているかのような今回の仕上がりをぜひとも楽しんでください! 名前の由来:ホップ生産が5年目に入った京都府与謝野町。京都与謝野ホップ生産者組合の日々の努力の積み重ねで、ホップ経ちが毎年さらにさらに品質が工場し、飛躍的に成長を遂げている。同時期に立ち上がった京都醸造も同じ姿勢でビール造りに取り組み、今年は摘みたてホップの新しい使用法に挑戦し、これまで与謝野町ホップを使った仕込みの中でベストだと私達は思っています。これからも両者の飛躍をご期待ください! スタイル: 摘みたてホップ・ウィート・エール モルト: Pilsner, Wheat, Flaked Wheat ホップ: ビタリング - Merkur 味・アロマ - Fresh Columbus (Kyoto Yosano), Fresh Cascade (Kyoto Yosano) 酵母:...
translation missing: ja.collections.general.view_product_details_html今回の仕込みでは、ホップの品種と抽出温度について遊び心を加えてみました。いつも気まぐれシリーズで新しいホップを試しているのですが、今回新しく届いたHBC692はあまりにも魅力的ですぐに試さずにはいられませんでした。HBCとついているホップは開発の最終段階にある、実験的に栽培されている品種です。毎年何千もの品種のホップたちが長い試験の道のりを歩み、正式に栽培されるまで厳しい検査をくぐってきます。検査を通過できてようやく名前が与えられ(例えばMosaicはHBC369という番号が付けられていました)、そして本格的に栽培され始めます。HBC692はグレープフルーツ、フローラル、ストーンフルーツの様なアロマと、独特な松っぽさとクリーミーな特徴もあります。今回の仕込みではHBC692の遠い親戚であるSabroと組み合わせて甘い果実感をさらに強調することにしました。 この2種のホップをワールプールの工程で投入しましたが、その際に新しいテクニックを導入しました。ワールプールとは、煮沸終了後の液体から不要な沈殿物を分離させるために釜の中で渦をつくる工程です。通常は煮沸終了直後の温度(約100℃)で行うのですが、「後ろめたい秘密」の仕込みに倣って、ホップを投入する前に温度を下げることにしました。それにより高温で揮発されてしまう繊細な香りと味わいをビール中に残すことができ、嫌な苦味を出さずによりホッピーなビールに仕上げることができました。夏の終わりの涼をとるのに、しっぽりやるのもいいのではないでしょうか。それでは乾杯! 名前の由来:誰もが見たことがあろうだろう「打ち水」。猛暑日に暑さに耐えられず、水を撒くことによって少しでも涼しげを感じる。今回のビールはまさにその効果があり、喉への打ち水だと思って飲んでいただきたい。 スタイル: セッションIPA モルト: Pilsner, Vienna, Flaked Wheat その他: 米フレーク ホップ: ビタリング - Merkur 味・アロマ - Sabro, HBC 692 酵母: American Ale ABV:...
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