南半球の夕日 (Sunset Down Under)

清々しい季節はすぐそこまで来ています!スカッと晴れ上がった日に飲むビールと言えば、ホップが利いたアメリカンウィートエールをおいて他にはないのではないでしょうか。小麦麦芽を使ったビールと言えば、ヘーフェヴァイツェンのように、少し甘みがあって、酵母の醸し出す香りが前面に出たビールが多いのですが、この麦芽の持つ爽やかな味わいはフルーティなホップにもよく合うものです。京都醸造ではこれまで、このような季節のたびに小麦麦芽を使ってホップを利かせたビールを造ってきました。湘南ビールとのコラボによる『湘京折衷』や、『小麦畑をつかまえて』などがそれにあたります。そして今回は南半球のホップにフォーカスをしたビール『南半球の夕日』を造ることにしました。

南半球のホップはそのトロピカルでフルーティな味わいから、近年注目が高まってきています。有名なところでは、ニュージーランド産のネルソンソーヴィンや、オーストラリア産のギャラクシーといったホップを聞かれたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回はEnigmaとVic Secretというホップを初めて使うことにしました。

この2種類のフルーティでトロピカルなキャラクターを持つホップを組み合わせることで、これからの季節にピッタリの小麦ビールが出来ました!

名前の由来:南半球産のホップをふんだんに使った今回のビール、浜辺で海に落ちていく夕日を眺めながら飲むのにピッタリの仕上がりになっています。

スタイル: アメリカン・ウィート・エール

モルト:
Pilsner, Wheat

ホップ:
ビタリング - Millennium
味・アロマ - Enigma, Vic Secret

酵母: American Ale II

ABV: 5.0%

IBU: 23

ガスボリューム (炭酸ガス含有量): 2.4